平成24年(5月~9月)、平成25年(5月~7月)の説明会における主なご質問

Q:防音防災フードを透明にして沿線からリニア車両が見えるようにしてください。

  • 当社は、長年にわたり、超電導リニアの騒音対策に係る技術開発を進めてきました。
  • 鋼製の骨組みにコンクリート板を取り付けた構造のフードを開発し、試験を行いましたが、隙間からの音漏れ等により、所期の成果が得られませんでした。
  • また、アクリルなどの透光性材料は、隙間の問題が残ることに加え、防音性能が劣るため部材が厚くなるとともに、透光効果の時間経過に伴う劣化もあり、実用化の目処は立っていません。
  • その後、雪害、倒木や落石などにも強い防音防災フードを開発し、平成21年7月に開催された国土交通省の超電導磁気浮上式鉄道実用技術評価委員会において、「実用化に必要な技術が確立している」と評価を受け、山岳部の多い山梨リニア実験線に設置したところです。
  • 地元自治体などからは、防音防災フードを透明にして走行するリニア車両を見ることができるようにして欲しいとのご要望を頂いています。現在も引き続き検討を進めていますが、環境との関連で、極めてハードルの高い、困難な課題です。
  • なお、車内からの視界確保のための取り組みとして、防音防災フードへの小窓設置により、残像効果で一定の視界を確保する実験・開発を進めています。

平成24年(5月~9月)、
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